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高校野球で強豪校が強い理由

今年も夏の高校野球が開催され、
甲子園で熱戦が繰り広げられている。
夏の甲子園に出場できる高校は全国の地区予選を勝ち抜いた49校のみ。
多くの有名校や注目選手が予選で敗退し涙を飲んでいる。

しかし毎年のように甲子園に出場してくる常連校も存在する。
これら常連校の多くは全国から有望な選手を集め、
いわゆる野球留学を受け入れている私立高校だ。
強豪と呼ばれる私立高校は全国のシニアリーグやボーイズリーグなど、
中学生の硬式野球チームと深いパイプを持ち、
素質のある選手や実績のある選手をスカウトする。

有力選手の入学先は他の選手にも情報が渡り、
「あの選手が入学するなら自分も入学しよう」ということになり、
強豪校には自然と良い選手が集まってくる。
もちろん選手が集まっただけで甲子園に出場できるとは限らないが、
強豪私学には選手を育成するための人材や設備も整っている。
さらに親元を離れて生活することで野球に専念できる環境となるのも大きい。
甲子園に毎年出場してくる高校には一般的な高校にはないメカニズムが存在するのだ。
高校生活のうち部活動ができるのはわずか二年半。
いかに濃密な時間を過ごせるかが甲子園出場の鍵となっている。

高校野球のエース連投に議論

センバツ高校野球にて決勝まで勝ち進み、
惜しくも敗れた済美高校の投手起用について議論が沸きあがっている。
済美高校のエース安楽投手は決勝戦までの四試合をすべて完投し、
今大会での玉数は663球に達していた。
決勝戦では疲労から普段の投球ができず、
浦和学院に17―1の大差で敗れた。

これについて米国式の「肩は消耗品だ」という考え方や、
「ケガで将来の投手生命が危ぶまれる危険性がある」などとメディアで議論された。
改善策としては玉数制限を取り入れる方法や、
複数の投手を起用しなければならないルール作りなどが挙げられた。

しかし今回の済美高校をとってみても、
エース安楽投手と2番手投手の実力差は歴然としており、
相手に勝つためにはチームで最も良い投手を投げさせるのは当然。
それが決勝戦ならなおさらだ。
もちろんケガのリスクはあるかも知れないが、
それほど高校球児にとって甲子園大会は特別なものなのだ。
選手の安全管理を優先するならば、
タイトすぎる大会日程を改善するのがベストではないか。